毎日使うキッチンの天板。まな板を置いたり食器を置いたりキッチンの中でも最も使う部分とも言えます。つまりキッチンの中でも特に劣化の早い部分が天板なのです。そんな天板ですが、今ではたくさんの素材やデザインが選べる時代になりました。
今日は東北最大級のリフォーム専門店ダイクが、天板の交換時期から天板の選び方まで詳しくお伝えします。
キッチン天板の交換時期
天板はほぼ毎日使う部分のため、キッチンの寿命以上にとても傷つきやすいのが特徴です。 重たいものを落として欠けたり、へこんだり、コーティングが剥げたことで錆が出てくるなど、見た目が大きく変わってきた時には交換検討をおすすめします。
また、天板は日々の家事を行うために大切な部分です。傷や汚れを放置してしまうと、発生したカビや錆が広がって衛生的な問題も出てきます。さらに、へこみなどの変形を放置すると、まな板を置いてのカッティングがしにくくなり天板としての機能を果たせなくなることもありますよね。家事に支障が出る場合は、交換を考えたほうが良いと言えます。
実はキッチンの型や設備はご自宅によって様々なため、天板もすべて同じ形ではありません。天板を交換したいと思ってもキッチンに合う天板がないことが多々あるんです。メーカーによっては商品販売をやめており、なおかつ業者が対応していないケースも。
交換したい天板のサイズが合わないときは、オーダーメイドで造ることも可能ですが、キッチン自体の耐用年数(およそ15~20年前後)が過ぎている場合は、天板を修理、交換してもすぐに不具合が発生することがあります。ご予算に合わせてキッチンごと交換したほうがいい場合もあります。
天板を選ぶ際のポイント
キッチンの天板を選ぶ時は、以下の4つのポイントのバランスで選ぶのがおすすめです。
・価格
・傷つきにくさ
・扱いやすさ
・色や柄の種類
価格だけで決めて安い天板を選んでしまうと、耐久性がなかったり傷や汚れに弱い素材が使われている場合があります。少し高くても掃除がしやすいものをチョイスすると、毎日のお手入れがグンとラクになります。素材ごとに耐久性や使用感に特徴があるので、ポイントとしては普段の料理方法に合った素材がおすすめです。
ちなみに、素材によっては色や柄の種類が少ないものがあるので注意です。選ぶ際はキッチンやリビング周りの家具と調和したものを選ぶのが一般的だと思われがちですが、長く使うものなので機能面を重視したほうがよいでしょう。以下では、天板の種類をご説明しています。
天板の種類
【ステンレス】
ステンレスは耐水性、耐熱性に優れているだけでなく耐久性も安定している素材です。価格も安価なため、高い人気を誇っています。ただし、特殊な加工をしないと表面に傷がつきやすいというデメリットが。また、ドライで冷たい雰囲気が好きではないという方もいます。
【人造大理石】
現在最も普及している天板の素材。耐久性があって割れにくいといわれており、掃除もしやすくデザイン豊富なのも人気の理由です。小さな傷であれば、研磨することで修復も可能です。ただし耐熱性があまり高くないため、熱いものを置いた跡がつくことがあります。
【大理石】
大理石は耐水性や耐熱性か高く、汚れや傷にも強い素材です。何よりも天然石特有の高級感があります。ただし非常に重いくて脆い素材のため、運搬代などの費用がかかります。また耐酸性に弱いため扱いには注意が必要です。
【タイル】
タイルは耐水性はもちろん、汚れや熱にも強く傷つきにくい素材。ただし目地に汚れが溜まりやすく、そこから水分が浸透しやすいのでカビが発生することがあります。そのため、木材と同様にこまめなお手入れが必要な素材と言えます。
【セラミック】
陶磁器などの素材感と同じで高級感の漂う独特の雰囲気が人気のセラミック天板。外壁に使われるタイルと同じ素材のため、傷が付きにくいのが特徴です。また、掃除がしやすく醤油やソースをこぼしても全く染み込まず、さっと拭けば取れるのもメリット。デメリットは値段が高めなこと。また非常に硬い素材のため、食器に傷がついたり、重いものが天板の角などの弱い部分に当たると割れたりする可能性があります。
【メラミン】
メラミンは紙に樹脂を浸して固めた素材です。紙ということで色や柄が非常に豊富で、汚れに強く耐水性にも優れています。ただし150℃以上の熱されたものを置いてしまうと、ひび割れが発生することがあり、ステンレスやタイルに比べて耐久性はやや劣る素材と言えます。
【木】
木材は温かみのある雰囲気で、他の素材にはない独特の存在感がある素材です。キッチンでありながら、インテリアとしても見せることができますよね。ただし、木材は他の素材と比べると耐熱性、耐水性、耐久性が高いとはいえず、定期的なお手入れが必要になります。またキッチンが風通しの悪い場所にあると表面が傷むことも。見た目はオシャレですが、慎重に選んだほうが良い素材です。
まとめ
本当にいろいろな種類のあるキッチン天板。ありすぎて迷いますよね。東北最大級のリフォーム専門店ダイクなら、各メーカーの最新キッチンを一度に見ることができます。
天板もたくさんありますよ。ぜひショールームまでお越し頂き、実際に見て触って確かめてください。